紙芝居で楽しく英語を学ぼう「英語紙しばい」。

インドと結び、オンライン授業を実施しました

12月某日、日本とインドとをオンラインで結び、英語紙しばいを用いた遠隔授業を実施しました。

その様子をお届けします。

オンライン授業を実施してみての感想(クニさん)

子どもたちの自己肯定感を高めたくて、数年前に作成したのが、英語紙しばい『Maxの I LIKE ME!』でした。
この秋に、たくさんの日本の小学校とのリモート授業でも上演しました。

授業の最初に『みなさんは、自分が好き”I like me!"と言える?』と聞くと、
日本の多くの子たちが「好きじゃない。」「キライ」という反応を見せてくれました。

でも、この紙芝居を通じて、子どもたちは、自分のいいところは何かな?
と真剣に考えてくれました。
最後には、『自分のいいところが見つかった?』と聞くと、多くの子が肯定的な反応を示してくれました。

今回、インドの小学校のHari Krishna Patcharu先生からオンライン授業のリクエストをいただきました。インドの子どもたちにこの紙しばいを上演することにしました。

Hari先生はコロナ禍にあっても、積極的に海外のさまざまな方と子どもたちを結んで、さまざまな教育活動を展開されています。
昨年、Kathy先生からの紹介で、1回目の紙しばいリモート上演の授業をおこないました。

そして今回は、第2回目。
日本とインドの時差を誤解したこともあり、授業開始の時刻は予定より数時間遅れで始まりました。(これも、インドとのプロジェクトではあるある?)

教室にたくさんの子どもたちが集まっていました。前回の授業では、学校はロックダウンされていて、こどもたちは自宅からデバイスを繋いで参加していました。今回は、全員教室からの参加です。

最初にびっくりしていたことは、(まあ、予想してましたが)インドの子どもたちの自己肯定感が、日本の子どもたちに比べて高いということ。
“Do you like yourself?   (みんな、自分のこと好き?)”と聞くと、
ほとんど、90%以上のこの手がサッと上がりました。
この光景を日本の子どもたちに、見せてあげたいなあと思いました。

子どもたち、紙しばいを読み進めると、しっかり絵を見て、話を聞いて、質問にも積極的に答えてくれました。画面からもインドの子たちのパワーが伝わってきます。

ただ、私にとってはかなり聞き取りづらい英語。リモートのマイク越しですからなおさら音声も不鮮明に。Hari先生が私の質問を子どもたちに問いなおしてくれるなど、サポートしてくれました。

授業の最後には、日本の子どもたちともやった活動です。
Maxの顔の部分を切り抜いたシートを持って、I like me!と叫びます。
印刷機の事情で3枚までしかたプリントアウトできなかったようですが、
代表の子どもたちがしっかりと発表してくれました。
自分か好きな理由も、たくさん発表してくれました。

どの国の子たちも、私が作った英語紙しばいを楽しんでくれることに、制作者としては大きな喜びを感じました。
また、一つの紙芝居を通して日本とインドの子どもたちのちがいも感じることができました。

今は以前位比べたら、気楽にリモート授業ができます。
今度は、日本とインドの子どもたちを繋いで、一つの英語紙しばいを通じた
授業をしてみたいなあと、夢をどんどん膨らませています。

(アトリエさかい代表・英語紙芝居師『クニさん』坂井邦晃)

オンライン授業を実施した感想(アッキー)

インドの子ども達は表情が豊かで、よく笑いリアクションも良いと感じました。先生の問いかけにも、ほぼ全員が素早く答える様子を何度も目にしました。反応が良いと、授業が軽快にリズミカルに進むものですね。

今回、10歳~⒒歳の児童40名ほどのクラスでしたが、約9割の子どもが「自分の事が好き」というとても貴重なデータを得る事ができました。自分を好きな理由を聞くと、「妹のお世話をする自分っていいなと思う」「ペットのお世話をする自分が好き」「本をたくさん読むことができる」といった内容を、シンプルな英語で堂々と答えていました。このことから、日々の生活の中から自分の良いところをみつけて、素直に肯定的に自分を認めているんだな、と感じました。

紙芝居「MaxのI LIKE ME!」をインドの子ども達にも読み聞かせたことを、日本の子ども達にも伝え、間接的ではありますが日印の交流を図る事も可能となりました。また、時差が3時間ほどなので、オンライン授業ができたら学びの幅がぐっと広がるでしょう。その際には、綿密な時間確認が必要ですね(笑)

さてさて、アッキーは密かに期待していることがあります。いつかこの紙芝居に、インドバージョンが追加される日がきたりして、なんて(^_-)-☆

(英語紙芝居師『アッキー』小川晶子)

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