「贅沢なエンターテイメント」としての英語紙しばい〜成田潤也さんの言葉から勇気をもらった話〜

成田さんの記事から

友人の成田潤也さんが2022年5月3日、Facebookに投稿された記事を、私は今も時折読み返しています。
その日は、私の英語紙しばいの個展を銀座で開催していた初日。わざわざ足を運んでくださった成田さんが、ご自身の言葉で丁寧に綴ってくださった文章には、私たちアトリエさかいの活動の本質が、まさに的確に表現されていました。

「今や“紙芝居”は、非常に贅沢なエンターテイメントではないか」
「オンライン全盛期の今、私は今日、人に“会って”きた」

この2つの言葉が、特に心に深く残っています。
デジタル技術が進化し、誰もがスマートフォンひとつで映像や知識にアクセスできる時代。
そんな今だからこそ、手間をかけて作られ、語り手と聴き手が“その場に共にいる”ことで成立する紙芝居の価値が、より鮮明に浮かび上がります。


英語を学ぶ手段でありながら、人と人とが出会い、心がふれあう瞬間を生み出す——
それが、私たちが大切にしている英語紙しばいの力です。


成田潤也さんは、自動翻訳やICTを活用した言語教育の第一人者であり、教育現場とテクノロジーの架け橋を担う研究者のお一人です。ご著書に『マンガでサポート! 他教科コラボのChaChat英語:英語が苦手!?な担任でも創れる小学校外国語活動』(2024年・学芸みらい社)などがあり、理論と実践の両面から教育に携わっておられます。
その成田さんが、私たちの紙芝居活動に対して「贅沢なコミュニケーション」「贅沢なエンターテイメント」と評価してくださったことは、何よりの励みであり、大きな確信につながりました。


私たちアトリエさかいが目指しているのは、英語を楽しく、深く学べる場をつくること。
そして、世代や国境を越えて“ことばと心がつながる瞬間”を育てることです。
成田さんの言葉は、まさにその活動の源動力の一つとなっています。

これからも、英語紙しばいを通じて、「会うこと」の喜び、「伝えること」の豊かさを、丁寧に届けていきたいと思います。

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