
先日、学生たちとの、秋のスクーリング授業を行いました。
1日目は、市の美術館の学芸員さんのご協力を得て、美術館で作品を鑑賞する機会を設けました。自分の目で見て、肌で感じ、その場の空気感まで味わう体験は貴重です。
学生たちは、学芸員さんの解説と問いかけに触発され、本当に深く作品と関わってくれました。


2日目は学校に戻り、紙芝居形式のストーリー制作に取り組みました。学生たちはスマホでChatGPTやCanvaをサクサク活用し、あっという間に作品を完成させ発表。どの作品も制作者の温かさが伝わるような、ジーンと来るお話。


その後、「AIがこうした造形の領域にも入り込むことについて」学生たちと議論を行いました。私たち人間にしかできないことは何だろう? と問いかける中で、前日に体験した生の鑑賞こそ、AIには代替できない価値の一つだと再確認しました。自分の足で現場に行き、五感で感じ取る体験こそが、子どもたちにも育んでほしい力なのではないか、と話し合いました。
もちろん結論は一つではありませんが、AIにできることと人間にしかできないことを問い続けることが、これからの創作や学びには大切なのだと感じた授業でした。

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