
学生たちとの造形授業について書きます。
先週から「ハロウィン」をテーマに、切り絵の制作に取り組んでいます。
切り絵という表現

切り絵は、私自身が紙しばい制作の際にもよく使う技法のひとつ。
黒い画用紙をカッターで丁寧に切り出し、そこへ色のついた薄紙を一つひとつ貼り重ねていきます。
一見シンプルな工程ですが、形をどう残すか、どんな色を重ねるか――
その選択に、作者の感性がはっきりと表れます。
制限の中の創造

自由に描ける絵とは違い、「切る」「貼る」という制限があるからこそ、個性と工夫が生まれる。
学生たちは集中して取り組み、どの作品にも独自の世界が広がっていました。
窓からの光に透かして見ると、色と光が重なり合い、まるでステンドグラスのよう。
ハロウィンの夜を思わせる幻想的な風景が浮かび上がります。
学びの広がり
こうした造形の授業を通して感じるのは、
「表現することの楽しさ」と「制限の中で生まれる自由」。
それはまさに、紙しばい作りにも通じる感覚です。
学生たちが見せてくれた色づかいや構図の工夫には、これからの創作へのヒントがたくさん詰まっていました。

写真は、学生たちの作品の一部。
黒猫やおばけ屋敷、カボチャなど、どれもハロウィンの世界を見事に表現しています。
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