


酷暑の東京へ。
息子の住む町には、今も懐かしい駄菓子屋さんが健在です。
テレビ番組でも取り上げられたことがあり、ちょっとした有名スポットになっています。
ずっと訪れてみたいと思っていたその場所へ、ようやく足を運ぶことができました。
扉を開けた瞬間、所狭しと並ぶ色とりどりのお菓子に目を奪われます。
子どもたちの笑い声、大人の「懐かしい!」という声…。
まるで昭和にタイムスリップしたような、不思議で温かい時間が流れていました。
そういえば、子どもの頃の記憶がよみがえります。
紙芝居屋さんがやってきて、駄菓子をほおばりながら夢中で見ていたあの光景。
駄菓子の甘さと紙芝居のワクワクが、子どもの心を満たしていたのです。
なんでもかんでもデジタルの時代にあって、こうしたアナログな空間はかえって新鮮に感じられます。
そして人は、人と人とが直接つながる温かさの価値を、改めて再認識しているのだと思います。
私の取り組んでいる英語紙芝居の制作も、まさにそこにつながっています。
画面越しのやり取りでは得られない、子どもたちの笑顔や驚きの声。
その「生の反応」があるからこそ、学びも深まり、心に残る時間となるのです。
駄菓子屋で過ごした昭和の思い出が、今の私の英語紙芝居へとつながっている――そう感じた一日でした。
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